こんにちは。毎日文化教室のさとうひかるです。
朝から晩までざあざあ降りの一日でした。雨のむっとするにおいが一年ぶりの梅雨の季節を思い出させます。
今日は火曜夜の書道教室を見学させて頂きました。稽古されていたのは臨書という練習です。臨書とは古典の書を見ながらそれに忠実に書くということですが、今日は顔真卿の書をお手本に「春光」という字を練習されていました。顔真卿は8世紀中国、唐代の政治家でも学者でもあり、また唐の四大家の一人に数えられる書の達人でもあるという、何ともマルチな才能を発揮した人物だそうです。
生徒さんが一枚書かれるたび余白や筆の強弱について先生が指導されて、そして次の一枚は注意された点を意識しながら書き、という繰り返しにより、その古典への理解と再現性が深まっていくようです。また古典を学ぶことで創作的な書作品づくりにも応用できるそうです。上の写真の「意」という字は古典のタッチを参考に練習した作品だそうです。おもしろさと自由さの中に、ある種の格調を感じる、とてもカッコいい字だと思います。講師の合戸先生と会員様、本日は練習を見学させて頂きありがとうございました。
こちらの書道教室は、月に3回、火曜日の午後6時半~7時半に行われています。教室の詳細につきましてはこちらをクリックして下さい。
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